日本の公的年金積立金は2025年度に初めて300兆円を超え、これに続き年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内外の株式市場の上昇を受け、2026年4-6月期に過去最高の24兆900億円の運用益を計上した。GPIFによると、2001年度に自主運用を開始して以来の累積運用収益は221兆200億円に達した。四半期ベースでは外国株式の収益率が16.94%で最も高く、国内株式は14.48%上昇した。外国債券の収益率は3.13%だった一方、国内債券は金利上昇が重しとなり、マイナス1.11%と唯一のマイナスとなった。2026年6月末時点で、GPIFのポートフォリオは基本ポートフォリオにおおむね沿った構成を維持しており、国内債券25.59%、外国債券24.60%、国内株式24.48%、外国株式25.33%だった。今回の結果は、市場変動が日本の年金財政を大きく改善し得ることを浮き彫りにする一方、相場が反転した場合には同基金が引き続き大きな変動にさらされることも示している。