上院は、ロシアとイランに対する制裁を拡大する法案を86対11で可決し、議員らが8月の休会から戻った後に下院で審議される見通しとなった。この法案は故リンジー・グラム上院議員にちなんで名付けられており、ロシア指導部に対する新たな制裁を導入するとともに、トランプ大統領がロシア産原油・ガスの上位5購入国から輸入される製品、ならびにロシアのエネルギー制裁逃れを支援したと認定された上位5カ国に対し、最大100%の関税を課すことを可能にする。 この採決により、クレムリンそのものに加え、ロシアのエネルギー収入を支える海外の貿易フローも標的とすることで、ウクライナでの戦争を巡りモスクワへの経済的圧力を強めることを目的とした法案が前進した。法案の関税措置は、ロシア産石油・ガスの購入を続ける国や、既存の制限措置の効果を弱める手助けをする国に対し、ホワイトハウスに強力な制裁手段を与えることになる。