アラブ首長国連邦は土曜未明、アブダビ国営石油会社(ADNOC)の船舶がホルムズ海峡を航行中にミサイル攻撃を受けたとして、イランのイスラム革命防衛隊を非難した。UAEはこれを海賊行為と呼び、水路の全面的かつ無条件での再開を求めた。ADNOCは、自社船舶1隻が海峡通過中に標的となったことを確認したが、損傷の詳細や船舶の正確な位置は明らかにしなかった。その前日、同社は紛争開始以降、自社船舶15隻がミサイルとドローンによる攻撃を受け、このうち今週は3隻が被害に遭い、乗組員1人が死亡、20人が負傷したと発表していた。一方で、同社は「極めて厳しい環境」の中でも顧客要件を満たし続けているとした。湾岸協力会議(GCC)のジャシム・モハメド・アルブダイウィ事務総長のほか、カタール、サウジアラビア、ヨルダンは今回の最新の攻撃を非難し、海峡をレバレッジとして利用することは海上航行、地域の安定、世界のエネルギー安全保障を脅かすと警告した。今回の非難は、負傷者は報告されなかったもののADNOC関連船舶が攻撃を受けたとする先の報道や、オマーンのハサブ近郊での別個の飛翔体事案に続くものであり、海峡通航が9月30日までに正常化するとの市場の見方に疑念を強める材料となっている。