米国の原油在庫、過去最長となる17週連続の減少

米国の原油在庫、過去最長となる17週連続の減少

在庫総量は4月初旬以降、1億6600万バレル減少して1984年以来の最低水準となる一方、戦略石油備蓄は1983年以来の最低水準に落ち込んだ。

ファクトチェック
米国の原油在庫が17週連続で減少し、2021年に記録した従来の16週を上回る過去最長を更新したとの中核的な主張は、元のKobeissi Letterの投稿で示されており、Bespoke Investment GroupもEIAデータを引用した上で「1984年3月以来の低水準」と付け加え、独立に裏付けている。両ソースはいずれも、在庫の取り崩しが4月上旬に始まったと示している。独立した2つの金融リサーチソースの整合性は、この主張を支持している。直接のEIA一次ソースの確認を取得できなかったため確信度は高ではなく中程度であり、また一部の周辺的な数値(SPR水準)には検索結果の日付によってばらつきがみられるものの、これらは中核となる17週連続の記録という主張には影響しない。
    参考12
要約

米国の原油在庫は17週連続で減少し、過去最長の連続減少記録を更新した。2021年に記録した従来の16週連続を上回る。4月初旬以降、原油在庫総量は1億6600万バレル減少して7億1200万バレルとなり、1984年3月以来の最低水準に落ち込んだ。戦略石油備蓄だけでも3月以降に1億1100万バレル減少し、3億500万バレルと1983年2月以来の最低水準となった。これとは別に、米国の石油在庫も10週連続で減少し、2018年に記録した最長記録に並んだ。

用語解説
  • 戦略石油備蓄: 供給途絶の影響を緩和するために米国政府が保有する緊急時用の原油備蓄。
  • 原油在庫: 商業用または政府保有の備蓄に貯蔵されている原油。
  • 在庫取り崩し: 一定期間にわたる在庫水準の低下。