週末に第1四半期決算を発表した東京株式市場の銘柄は、8月10日に明暗が大きく分かれた。投資家は市場予想を上回る利益や業績見通しの引き上げを好感した一方、弱い見通しには売りで反応した。リクルートホールディングスは日々の値幅制限上限まで買われ、3000円高の1万6165円となった。4-6月期の営業利益が66.1%増の2554億円となり、市場Consensusの2000億円弱を大きく上回ったうえ、通期予想を7870億円から9450億円へ引き上げたためである。Indeedの「Premium Sponsored Jobs」を通じた米国の有料求人広告の成長がHRテクノロジー事業を支え、欧州の大手証券会社はすでに目標株価を1万2800円から1万7100円へ引き上げていた。平田機工も、生成AI需要の恩恵で半導体向け受注が伸び、営業利益が38.7億円へと2倍超に増加したことを受けてストップ高となった。UTグループも利益が42.4%増加し、自社株買いを発表したことで急伸した。シスメックス、オリンパス、フジクラも、利益の大幅な上振れや業績予想の引き上げを受けて上昇した。フジクラは、今期2回目の上方修正で通期見通しを4320億円へ引き上げた。下落銘柄では、三井金属鉱業が四半期利益の増加にもかかわらず上期予想を引き下げたことで下落し、サイバーエージェントは四半期営業利益がConsensusに届かず、ゲーム事業の利益が伸び悩んだことで値を下げた。三菱ガス化学とかんぽ生命保険も、一時的な収益押し上げ要因や通期目標に対する進捗の鈍さが意識され下落した。一方、mbsはNETIS登録を受けて上昇し、Saxeedは経常利益の減少で下落、Waqooは業績予想の引き上げと株主優待の追加を受けてストップ高となった。