サンリオは2027年3月期第1四半期に過去最高業績を記録し、売上高は前年同期比20.7%増の520.4億円、営業利益は11.1%増の224.4億円となった。経常利益は12.0%増の226.2億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は9.3%増の155.2億円だった。ライセンス事業が引き続き成長の主因で、ロイヤルティ収入は23.0%増の268億円と、売上高全体の51.5%を占めた。国内事業が業績をけん引し、店舗売上の好調やサンリオピューロランドの来場者数過去最高が追い風となった。一方、北米とアジアは売上高が増加したものの、マーケティング費用や販管費の増加により利益は減少した。4-6月期としては過去最高だったが、営業利益はQUICK Consensusの232億円、ブルームバーグ集計の234億円というアナリスト予想に届かなかった。このため、8月12日の東京市場でサンリオ株は一時20%安となり、2014年5月以来の大幅な取引時間中下落率を記録した。会社は通期業績予想を据え置いた。モーニングスターは、今回の決算はおおむね同社予想の範囲内だったとし、6月の通期決算発表延期後に約55%上昇していた株価は適正価値に達していたと述べた。サンリオはまた、中国本土の店舗は好調に推移し、米州事業も関税圧力にもかかわらず回復の兆しを示したと説明した。ゲーム分野の拡大計画には10月のNintendo Switch向けタイトルと2027年のモバイルゲームが含まれるが、モーニングスターはゲームが短期的に意味のある利益貢献要因になるとはみていない。