VinSpace、衛星ミッション向けに2027年のSpaceX相乗り打ち上げ契約を締結

2025年11月にVingroupが設立した航空宇宙ベンチャーのVinSpaceは、2027年のTransporter相乗り打ち上げミッションでSpaceXが同社初の衛星を打ち上げると発表した。ベトナムが2030年までに東南アジアの中堅宇宙国となることを目指すなか、米ロケット企業のSpaceXにとって同国で新たな顧客を得る形となる。これらの衛星は、軌道上でVinSpaceの技術を試験し、衛星運用や宇宙由来データに関する将来の商用サービスを支えることを目的としている。これに先立ち同社は、衛星の設計、組み立て・統合・試験、打ち上げ管理、軌道上運用にわたる能力構築を進める計画を打ち出していた。VinSpaceは3000億ベトナムドン(1140万ドル)の初期資本で設立され、Vingroup創業者のファム・ニャット・ブオン氏が過半数株式を保有している。この契約は、ハノイ当局が2月にStarlinkサービスを承認し、Starlinkがベトナムで受注を開始し、3月にはハノイのホアラック・ハイテクパークで大規模な宇宙科学技術センターが開設された後に結ばれた。ベトナムはこれに先立ち、2008年と2012年に通信衛星を打ち上げている。SpaceXにとってこの受注は、最近相次いで獲得した米宇宙軍案件に加わるものであり、同社が初めて公表した決算報告に続く動きでもある。その報告では、第2四半期の売上高が92%増の78億ドルとなり、Starlinkの加入者数は1200万人へ倍増し、受注残は475億ドル、現金残高は1000億ドル、資本的支出は180億ドル超となった一方、1株当たり9セントの損失を計上したことが示された。

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