ZhipuはAIコーディング製品「ZCode」の大規模アップグレードを実施し、Goal、Subagents、Remote Control、Off-Peak Tasksを追加した。対話型アシスタントにとどまるコーディングエージェントを、複雑な作業を自律的に遂行できるシステムへと進化させる狙いである。同社はまた、ZCodeのユーザー数が100万人を突破したとし、この節目を記念して、8月11日午後1時にすべてのGLM Coding Planユーザーの週間上限をリセットしたと述べた。Goalモードでは、ユーザーが検証可能な目標を定義すると、専用パネルに進捗と経過時間が表示される中、エージェントが目標達成までタスク分解、コード編集、コマンド実行、テストレビューを反復的なサイクルで進められる。Zhipuによると、Z.ai Code Benchのテストでは、フルスタック開発、バグ修正、機能実装などの実務タスクにおいて、ZCodeと組み合わせたGLM-5.2は、Claude Codeと組み合わせたGLM-5.2を総合合格率で2.39%上回った。優位性は、複雑な複数ファイルにまたがる作業と最終検証でより明確だったという。Subagentsは、内蔵のGeneral-purposeエージェントとExploreエージェントを通じて並列タスク実行を可能にし、ユーザーはカスタムのサブエージェントも設定できる。Remote Controlでは、QRコード、ブラウザーリンク、WeChat、Feishu、Larkなどのアプリを通じて、スマートフォンからデスクトップ版ZCodeのウィンドウにアクセスできる。一方で、コードはローカル、SSH、WSL、Dockerの各ワークスペースにわたり元のマシン上で実行され続ける。Off-Peak Tasksは、緊急性の低い長時間実行ジョブ向けに設計されており、GLM Coding Planのクレジットを消費しない。Zhipuはまた、GLM上のZCodeのコンテキストキャッシュのヒット率が98%を超え、実効トークン容量を約30%押し上げると述べた。8月31日まで実施される一時的な1.5倍のクオータボーナスと組み合わせると、利用可能量は標準水準の約1.8倍に達する。報道が引用した市場関係者によると、ZhipuのMaaSオープンプラットフォームの登録ユーザーは700万人近くに達し、このうち2万3000社が企業顧客である。また、年間経常収益(ARR)は今年に入り15倍に拡大したという。ただ、同社は年末のARRが20億ドルに達する見通しだとする投資家の主張は否定した。