Bitdeer Technologies Groupは8月10日、既存のアット・ザ・マーケット(ATM)方式によるクラスA株売却プログラムに関する目論見書補足書類を開示した。これにより最大10億ドルを調達できる可能性があり、同社がTydal AIデータセンターになお必要としている約5億ドルのおよそ2倍に当たる。今回の申請では最低売却額は求められておらず、Bitdeerが認可枠を全額使用することや、全ての調達資金をTydalに充てることも約束していない。このため経営陣には、データセンター拡張、高性能コンピューティング、AIクラウドの成長、ASIC (Application-Specific Integrated Circuit)の開発・製造、運転資金、その他の一般的な企業目的に資金を充てる広い裁量が残されている。開示後、投資家が潜在的な希薄化に注目したことで株価は20%超下落したが、Benchmarkはこの売りを過剰反応とみなし、買い推奨と目標株価22ドルを据え置いた。一方、Needhamも買い推奨を維持したものの、インフラ案件パイプラインへの懸念を理由に目標株価を22ドルから20ドルへ引き下げた。申請書における例示価格である10.88ドルで10億ドルの枠を全て使用した場合、新たに発行されるクラスA株は約9190万株となり、6月30日時点の発行済みクラスA株2億2740万株の40.4%に相当する。また新株は、増加後のクラスA株全体の約28.8%を占めることになる。Bitdeerの年次報告書によれば、2025年1月の売出契約では、クラスA株905万株から既に約1億6070万ドルの純手取金を得ていた。Tydalのリース開示では、フェーズ1の開始目標を2026年12月31日、フェーズ2を2027年3月31日としている。一方、Volta Tydal ASは、JPMorganの関連会社および別の世界有数のグローバル金融機関が手配する約13億ドルの信用状によって、自らの義務を裏付ける見込みであり、これは通常の条件に従う。