ブラジル中央銀行は、積極的な金融引き締めが経済を冷やしているとした一方、指標金利であるSelicを4回連続で0.25ポイント引き下げて14.00%とした後も慎重な姿勢を維持し、インフレ圧力は引き続き主として国内需要に起因していると述べた。直近のCopom会合の議事要旨によると、政策当局者は第1四半期から第2四半期にかけて、供給面と需要面の双方で幅広い減速を見込んでいる。しかし、ブラジル地理統計院(IBGE)が公表した6月のサービス統計は四半期末時点での底堅さを示唆し、活動水準は5月比で横ばいと、0.2%減を見込んでいた予想を上回り、前年比でも2.0%増と、1.4%の予想を上回った。JPモルガンは、このサービス統計によって成長の下振れリスクが低下し、第2四半期のGDP成長率が年率換算で約2%になるとの同行予想を裏付けたと述べた。中銀は先行きの指針を示さず、政策は引き続き抑制的でデータ次第の運営になると強調したうえで、中長期のインフレ期待の悪化は、信認と期待の再アンカーにとって引き続き主要な懸念事項だと述べた。