イラン当局者は、ワシントンがホルムズ海峡を「完全に支配している」とする米国のトランプ大統領の主張を引き続き退け、この戦略的水路はなおテヘランの管理・監督下にあるとしている。ハタム・アル・アンビヤー中央司令部は、海峡を通る船舶の通常航行に関する米国の主張は「虚偽で根拠のないうそ」だとし、イラン軍の許可と監督なしに商船や原油タンカーが安全に通航することはできないと述べた。今回の発言は、この航路が引き続きイスラム共和国の支配下にあり、通峡の可否はテヘランの条件に左右されるとする、他のイラン当局者や機関による先行発言を改めて裏付けるものである。6月17日の了解覚書がこの水路へのアクセス安定化に失敗した後、この対立はより広範な緊張の中心となっており、航路設定、通行料、支配権を巡る争いに続いて敵対行為が再燃した。カタールによれば、海峡を巡るイランとオマーンの交渉は進んだ段階に達しており、協議はイランとオマーン双方の安全保障上の懸念に対処する安全な入航・出航ルートに焦点を当てている。イランは、ワシントンが7月に攻撃を再開して6月の合意に違反したため、米国と直接協議は行っていないとしている。一方、パキスタンは両者を交渉の場に戻す後押しを試みている。平時にはこの海峡が世界の石油と液化天然ガス供給のおよそ5分の1を担うため、この対立はエネルギー市場と地域安全保障にとって引き続き大きなリスク要因となっている。