オーストラリア・コモンウェルス銀行は2026年度のキャッシュ利益が109.8億豪ドルとなり、前年同期比7%増加し、Visible AlphaがまとめたConsensus予想の108.5億豪ドルを上回った。事業向け融資と個人向け融資の伸びが利益を押し上げた。純金利収入は7%増の255.9億豪ドルとなった一方、純金利マージンは3ベーシスポイント低下して2.05%となった。同行は年度中、住宅ローン、事業向け融資、個人向け金融、家計預金、事業預金の各分野で市場全体の伸びに並ぶか上回ったと述べた。それでもCBAは、経済成長が減速しており、家計は金利上昇とインフレによる不均一な圧力にさらされていると警告した。政府が不動産投資家向けの税優遇措置を廃止した5月以降、新規住宅ローン申請は15%減少し、投資家向け融資の申請は28%減少したとした。地政学的リスクとマクロ経済の不確実性の中で、より慎重な見通しを反映し、同行は貸倒引当金を9%増の7億8800万豪ドルに引き上げるとともに、前年の1株当たり2.60豪ドルから引き上げた過去最高の1株当たり2.70豪ドルの期末配当を घोषितした。