米7月生産者物価は横ばい、インフレ鈍化で9月の米連邦準備制度利上げ圧力和らぐ

米国の7月の生産者物価は横ばいとなり、0.1%〜0.2%上昇との予想を下回った。一方、前年比の生産者インフレ率は5.5%から4.7%に鈍化した。これにより、弱めの7月CPIデータに加えて、9月の米連邦準備制度による利上げ観測は市場で後退した。米国債利回りと日本国債利回りは低下し、アジア株は2カ月で最も強い週間パフォーマンスに向かい、台湾ドルは海外資金流入を背景に上昇した。CME (Chicago Mercantile Exchange)のFedWatchを含む織り込み指標では、9月利上げの確率は約32%〜35%に低下し、据え置きの確率は60%超となった。投資家は、原油高と中東情勢の緊張によるインフレリスクに引き続き警戒したほか、円相場が1ドル=160円に接近していることにも注意を払った。この水準は日本銀行の姿勢が試され、東京当局による介入の可能性が意識される水準とみられている。

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