フォーム・エナジーはシリーズGラウンドで7億5000万ドルを調達し、ウェストバージニア州の製造能力を拡大する。AI関連のデータセンター拡大が米国の電力需要を押し上げるなか、長時間エネルギー貯蔵に対する投資家の関心が一段と高まっている。 同社は、放電時に鉄をさびへと変換し、再充電時にその過程を逆転させることで、最大100時間にわたり電力を供給できる鉄空気電池を開発している。同社によれば、この化学系はリチウム、コバルト、ニッケルではなく鉄に依存することで、コスト削減が可能である。 フォームはこれまで、今回の最新資金調達により累計調達額が20億ドル超になると述べており、この資金は生産拡大と初期の商業展開の支援に充てられるとしている。これには、Xcel EnergyやGoogleが関与するプロジェクトも含まれる。 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同社はCrusoeやFuturEnergy Irelandを含む他の顧客も確保しており、商業受注残は約80ギガワット時に拡大した。これは今年前半時点のおよそ4倍に当たる。 今回の調達は、米国で第1四半期に9.7ギガワット時のエネルギー貯蔵設備が導入され、2025年から32%増加したこと、また今年の米国の新規発電容量の90%超を再生可能エネルギーが占めると見込まれているなかで実施された。