台湾上場のPU合成皮革メーカーである永捷は、2026年上期も赤字が続いたものの、連結売上高が前年同期比76.15%増の11.9億台湾ドル(約3680万ドル)となる中で、赤字幅を大きく縮小した。税引後純損失は1774万台湾ドル(約55万1463ドル)に減少し、1株当たり損失は0.1台湾ドルとなった。一方、売上総利益は28.76%増の1.73億台湾ドルに増加しており、コスト管理と製品ミックス最適化で初期的な進展が示唆される。こうした勢いは7月にも続き、連結売上高は1.5億台湾ドルと、6月比5.65%増、前年同月比14.66%増となり、2026年1-7月累計売上高は13.3億台湾ドルと66.13%増加した。市場アナリストによれば、7月の単月売上高と1-7月の累計売上高はいずれも同期間として過去最高であった。成長は、高付加価値の環境配慮型PU樹脂および水性PU材料への需要拡大に加え、予定通りの竣工と引き渡しに伴う「和久景」建設プロジェクトの不動産販売収益の計上に支えられた。下期について永捷は、グリーンで高付加価値の製品と、従来型PUおよびハイテク電子市場にまたがる用途拡大に重点を置く「垂直統合と多角化発展」戦略を推進する方針を示した。一方で、地政学的圧力とインフレ圧力が続く中、見通しについては慎重ながら楽観的な姿勢を維持した。