日本の高市首相、BOJの金融引き締めを支持 9月利上げ観測が強まる

9月の日銀利上げ観測は一段と強まり、市場は現在、9月17-18日の会合での利上げ確率をおよそ76%-80%と織り込んでいる。これは、日銀の7月会合後のおよそ24%から大きく上昇した水準である。10月までには、その織り込み確率は約96%に上昇しており、円の安定には為替介入だけでなく、より引き締め的な金融政策が必要になる可能性があるとの見方が強まっていることを示している。 日銀は6月16日に短期政策金利を1%へ引き上げ、これは1995年以来の高水準となった。その後、7月30-31日の会合では金利を据え置いたものの、インフレへの警戒感をにじませた。エネルギーコストの上昇と円安の長期化が輸入物価を押し上げ、日本の基調的な消費者インフレ率を日銀の2%目標付近、あるいはそれを上回る水準へと押し上げている。円相場は8月中旬時点で1ドル=159.16円前後で推移しており、それ以前の下落分の一部を取り戻したにとどまっていた。 7月下旬から8月上旬にかけて、日本、米国、韓国が関与した為替介入により円は一時約5%上昇したが、その動きの大半はその後薄れている。このため、金利見通しの変化がなければ為替相場の下支えは長続きしない可能性があるとの見方が強まっている。これは日本にとどまらず重要である。日本は世界最大の対外純資産国であり、日本の投資家は米国債や欧州債を含む数兆ドル規模の海外資産を保有しているためである。日本の利回り上昇は資本の国内回帰を促し、世界の債券市場に圧力を加える可能性がある一方、円高はトヨタやソニーのような日本の主要輸出企業にとって海外収益の円換算額を目減りさせることにもなる。 日銀が9月利上げを実施すれば、市場の関心は追加利上げがどの程度の速さで行われるかにすぐ移る公算が大きい。逆に据え置けば、円は再び大きく下落する可能性があり、追加の為替介入を求める圧力が再燃する可能性がある。

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