ニュージーランドの製造業部門は7月も拡大を続けたが、BusinessNZ製造業業況指数は6月の改定値59.7から54.3へ低下し、先に示されていた60.1から下方修正されたことで、勢いは大きく鈍化した。この指数は、拡大と縮小の境目である50や調査の長期平均である52.5をなお上回ったものの、過去10年超で最も強い月次水準の1つを記録した後だけに、目立った冷え込みとなった。減速は新規受注の弱化と生産の軟化が主因であり、雇用は50を下回って採用に対する慎重姿勢を示し、供給業者の納入も縮小圏に入った。7月の反落は、部門全体がなお成長モードを維持する一方で、パンデミック後の工場活動の持ち直しが勢いを失いつつある可能性を示唆しており、サプライチェーンのひっ迫、人手不足、需要の軟化が主要な逆風として浮上している。製造業はニュージーランドのGDPの約10%を占めており、PMIは企業の事業計画や、成長見通しと金融政策正常化のペースを見極める政策当局にとって、注視されるシグナルである。