アシックスは、2026年12月期の連結業績予想を引き上げ、売上高見通しを9500億円から1兆500億円に、純利益見通しを1100億円から1200億円にそれぞれ上方修正した。いずれも従来から見込まれていた過去最高をさらに更新する内容である。これが実現すれば、創業以来初めて年間売上高が1兆円を超えることになる。2026年1-6月期の業績も好調で、売上高は前年同期比32.7%増の5344億円、営業利益は48.5%増の1204億円、純利益は53.3%増の821億円となり、いずれも中間期として過去最高であった。成長をけん引したのはオニツカタイガーとSportStyle事業であり、世界的なランニングブームとカジュアルな服装の広がりが需要を支えるなか、ランニングシューズを中心とするフットウェア全般の強さも寄与した。オニツカタイガーは日本でのインバウンド需要と海外でのブランド価値向上の恩恵を受け、SportStyleは北米と欧州で力強く拡大した。今回の修正見通しは、2022年12月期の売上高4846億円から4年で売上高が2倍超になることを意味しており、アシックスが従来型のスポーツ用品メーカーから、ファッション主導のより幅広い成長戦略へと転換していることを浮き彫りにしている。