Google Cloud、ポスト量子暗号技術への完全対応期限を2029年に設定

Google Cloudは、2029年までにインフラをポスト量子暗号技術へ完全対応させるための3段階のロードマップを公表した。最初の期限は2027年末で、保存したデータを後で復号する攻撃への対応を目的とし、2つ目の期限は2028年末で、量子耐性のあるデジタル署名、証明書、鍵管理、ならびに暗号アジリティー(システムを再構築せずにアルゴリズムを切り替える能力)を対象とする。Googleは2026年3月25日に、全社的な2029年目標を初めて発表していた。Googleによれば、ハイブリッドML-KEM/X25519鍵交換はすでにGoogle CloudのAPI (Application Programming Interface)エンドポイントとロードバランサーで稼働しており、NIST(米国の標準化機関)が標準化したML-KEM、ML-DSA、SLH-DSAはCloud Key Management Serviceへの統合が進められている。このスケジュールは、CloudflareやMicrosoftが設定した2029年目標とおおむね一致しており、ブロックチェーン・ネットワークにも影響を及ぼす。Shorのアルゴリズム(一部の暗号を破る手法)を大規模に実行できる量子コンピューターがあれば、公開された公開鍵から秘密鍵を導出できるためである。

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