カナダドルは対米ドルで1.39まで上昇し、国内指標の改善を受けて米国との利回り格差が縮小したことで3週連続の上昇となった。カナダの10年国債利回りは3.68%に上昇し、8月10日につけた3.72%の水準に近づいた。6月の工場売上高は5月比0.1%増と予想外に増加し、5カ月連続の前月比増加となり、販売数量も1.2%増加した。加えて、最近の労働市場データも雇用環境の強さを示し、4-6月期の経済成長率は年率換算で3.4%と推計され、カナダ銀行の2.5%予想を上回った。こうした強い地合いに加え、米国の小売売上高や雇用動向の軟化を背景に、カナダ銀行は7月に政策金利を2.25%で6会合連続で据え置き、エネルギー価格主導の物価圧力は和らいでいるもののインフレ期待は依然として高止まりしていると警告した後でも、エネルギー価格が高止まりすれば利上げに動く可能性があるとの見方が強まった。