2026年8月の米消費者心理は一段と悪化し、ミシガン大学の速報消費者信頼感指数は51.0に低下した。一方、7月の小売売上高は前月比0.6%減少し、これに先立つ弱い雇用統計も経済モメンタムの鈍化を示す材料となった。ミシガン大学の調査では、今後1年間で所得の伸びがインフレ率を上回ると見込む回答者はわずか8%で、2024年12月の18%から大きく低下していた一方、1年先のインフレ期待は4.2%から4.3%へと小幅に上昇した。調査責任者のジョアン・スー氏は、購買力に対する悲観が主因だと述べ、高齢層、低所得世帯、低学歴層で最も強い圧力が見られたとした。消費者心理と消費関連指標の弱さが重なったことで、米連邦準備制度の当面の追加引き締めに対する市場の見方は後退しており、フェデラルファンド金利先物取引は現在、9月に25ベーシスポイントの利上げが行われる確率を約30%と示している。