ヘッジファンド、第2四半期の13F提出書類でブロードコムからTSMCへ資金をシフト

第2四半期の13F提出書類によると、著名ヘッジファンドの間で、AI半導体ブームの中心にあるファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)へ向けて、ブロードコムからの大幅な資金シフトがみられた。ダン・ローブ氏のサード・ポイントは保有していた5万株のブロードコム株を全て売却し、TSMC株18万5000株を買い増して、保有株数を約2億2000万ドル相当の46万株に引き上げた。一方、スタンリー・ドラッケンミラー氏のデュケーヌ・ファミリーオフィスはブロードコム株19万5955株を全て手放し、新たにTSMC株9万4400株のポジションを構築した。デビッド・テッパー氏のアパルーサはTSMC株32万2500株を買い増し、保有株数を約7億8800万ドル相当の165万株としたほか、新たに約5666万ドル相当のブロードコム株15万株のポジションも開始した。この持ち高の組み替えは、TSMC株が今年に入って約41%、過去1年で78.82%上昇した一方、ブロードコム株は、アルファベットがカスタムTPUチップの供給先をAMDやメディアテックにも分散する可能性があるとするSemiAnalysisのリポートを受け、足元で軟化しているなかで行われた。もっとも、両社ともAI需要に支えられた力強い成長を示しており、ブロードコムの会計年度第2四半期売上高は222億ドル、TSMCは402億ドルを計上し、通期のドル建て売上高成長率見通しも「40%をやや上回る水準」へ引き上げた。これらの提出書類が反映する保有状況は6月30日時点に限られるため、これは現在の持ち高に関するリアルタイムの評価というより、AI半導体エクスポージャーの再調整を示すものだ。

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