17日の台湾株式市場は大幅高で始まった。米小売売上高と消費者信頼感指数の弱さに加え、ウォール街での利益確定売りを受けて前週末に米主要4指数がそろって下落し、海外市場の地合いが弱かったにもかかわらずである。TAIEXは寄り付き後に一時332.63ポイント高の46,143.64まで上昇し、TSMCの米国上場ADRが0.96%下落していたにもかかわらず、46,000の節目を速やかに回復した。大型株では、TSMCが15台湾ドル高の2,410台湾ドルとなり5日移動平均を上回って推移したほか、デルタ電子は5%超上昇して1,985台湾ドル、ASEテクノロジー・ホールディングは2.92%高の634台湾ドル、鴻海は260台湾ドルでほぼ横ばい、聯発科は1%超下落して4,165台湾ドルとなった。川湖は、AIサーバー向けスライドレール需要の強さを背景に、13,750台湾ドルのストップ高まで上昇して過去最高値を更新し、注目を集めた。一方、PCBメーカーもAIサーバーや高級基板需要の拡大期待を背景に上昇した。ただ、上昇は全面高ではなく、TPEx指数は一時0.71%安の398.97まで下落し、小型株から大型の時価総額上位銘柄や一部の好調セクターへ資金が移っていることを示した。アナリストはまた、先週の集中市場での1,585.1ポイント高、上昇率3.58%に加え、主要3大機関投資家の合計で2645.4億台湾ドルの買い越しが、機関投資家マネーが台湾株に戻りつつある兆候だと指摘した。短期的には、水曜日のTAIEX先物取引の清算を巡る警戒感が残る。もっとも、外国人投資家の先物建玉はなお85,179枚の売り越しであるものの、アナリストはAI需要を背景に中長期見通しは引き続き強気とし、年末の指数目標については保守的なケースで50,000、強気シナリオで55,000を見込んでいる。