悪天候と困難な海底条件により、オマーン沖で座礁したタンカーCaroline Bezengiの回収作業は遅れている。同船は保護海域にロシア産原油を流出させた。オマーンは環境被害の抑制を図るなか、リスク管理会社アンブリーと連携して作業を進めている。流出油は自然保護区周辺に広がり、海岸線にも到達した。当局者によれば、季節風の影響、浅く岩の多い海域、そして船体損傷が、救助作業員に運用面と航行面のリスクをもたらしている。このタンカーは推定80万バレルのロシア産原油を積載しており、6月に原因不明の攻撃を受けたとされ、その後6月30日に座礁した。同船は、所有関係を隠して規制を回避するために使われる老朽タンカー群、いわゆるロシアの「影の船団」の一部であり、欧州連合、ウクライナ、英国、カナダ、スイスの制裁対象となっている。