M&G、利上げ懸念の後退で韓国国債が上昇する可能性があると指摘

M&Gによると、韓国銀行が市場の想定ほど引き締めを進めるのではなく、利上げペースを鈍化させれば、韓国国債は上昇する可能性がある。これは、中銀が7月に利上げを再開し、当局者が追加措置の可能性が高いと示唆した後でも同様である。M&Gのシンガポール拠点でアジア債券運用責任者を務めるロー・グアン・イ氏は、韓国の債券イールドカーブには利上げが過度に織り込まれていると述べ、半導体メーカーやハードウエア供給業者による半導体主導の税収増が、ソウルの債務発行の必要性を減らし、供給を引き締めるはずだと主張した。ロンドンに本拠を置き、3000億ポンド超を運用する資産運用会社M&Gは、その見方に基づき、過去2カ月にわたり韓国国債の保有を積み増してきた。韓国銀行は7月、第2四半期の成長率0.6%と7月の消費者物価上昇率2.8%が目標を上回ったことを受け、政策金利を0.25ポイント引き上げて2.75%とした。これは2023年初め以来初の利上げであった。退任予定のリュ・サンデ総裁補は、8月27日の政策会合を前に追加利上げの可能性が引き続き高いとし、最近のウォン相場の安定やKOSPIの反落よりも、インフレ動向の方が重要になると述べた。海外投資家は7月、韓国国債を約12億ドル純売り越した。これは2025年2月以来最大の資金流出であり、10年物利回りは6月末以降22ベーシスポイント上昇している。M&Gの見通しは8月27日の決定で試されることになる。引き締めペースが鈍化すれば韓国国債価格の反発を支える可能性がある一方、2会合連続の利上げとなれば、スワップ市場にすでに反映されているタカ派的な織り込みを裏付けることになる。

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