米天然ガス、需要拡大観測を受け2.80ドルを上回る

米天然ガス価格は100万英熱量単位(MMBtu)当たり2.80ドルを上回り、7月24日以来の高値を付けた。短期予報が米国の広い範囲で一段と暑い天候を示し、強気色を強めたことが背景にある。ヒューストンでは8月20~23日の平均気温が華氏100度前後になると予想され、9月初旬まで平年を上回る気温が見込まれている。これにより、エアコン需要やガス火力発電向けのガス使用が支えられる。風力発電の減少を受け、テキサス州の電力網におけるピーク需要は過去最高を更新する可能性もある。もっとも、潤沢な供給が上昇を抑えている。米国本土48州の生産量は8月に平均111.5bcfd(10億立方フィート/日)前後となり、7月に記録した月間最高の110.7bcfdを上回った。在庫は3月以降、5年平均を上回る水準で推移している。米国の主要LNG輸出施設9カ所へのガス流入量は8月に平均17.2bcfdとなり、7月から変わらず、6月の過去最高をわずかに下回った。

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