デジタルガレージ株は8月19日の後場で上げ幅を拡大した。同社が、JCBおよびローソンと、ローソン店舗でのステーブルコイン建て店頭決済に関する概念実証(PoC)を実施する契約を締結したと発表したためである。実証では、日本を訪れる外国人が米ドル連動型ステーブルコインのUSDCを使い、専用の新端末ではなく既存のPOSシステムを通じて商品を購入することを中心に据える。各社は、デジタルガレージがオフラインのステーブルコイン決済エコシステムの構築を進める中で、決済の利便性とPOS連携を検証する。今回の契約では、各社が実店舗小売りにおけるステーブルコイン利用の障害を見極めるにあたり、JCBのステーブルコイン決済サービス、デジタルガレージの決済API (Application Programming Interface)とバックエンド技術、ローソンの店舗運営の知見を組み合わせる。この発表は、デジタルガレージがDG Stablecoin Payment Service(DG SPS)の商用運用を開始してから約1週間後に行われたもので、同社の暗号資産関連事業がインフラ立ち上げから実装段階へ移行しつつあることを示している。この取り組みは、8月上旬に行われたローソンでのステーブルコイン決済の2件の実証も踏まえたものであり、2023年6月に施行された改正資金決済法を踏まえた日本のステーブルコイン規制の下で、実店舗加盟店への導入が決済事業者にとって重要な論点となっている局面で進められている。