ミュンヘン再保険は、イスラエル発祥のサイバー保険テック企業アットベイを企業価値5億7500万ドルで買収することで合意した。買収は、規制当局の承認および通常のクロージング条件を満たした後、2027年第1四半期に完了する見通しである。アットベイはサイバー保険に継続的なモニタリングとマネージド・セキュリティー・サービスを組み合わせており、保険会社が損失の防止を支援できるほか、エクスポージャーデータを活用して引受業務を改善できる。同社の元受保険料は2億7800万ドルで、米国とイスラエルで約280人を雇用している。買収後は、テクノロジーとサイバー分野に注力するミュンヘン再保険傘下のHSB部門に統合される。今回の取引額は、テクノロジー企業や保険会社を取り巻く環境が厳しさを増すなか、2021年にアットベイが記録した13億5000万ドルの非公開企業評価額から大幅に下落した水準となる。また、ミュンヘン再保険にとっては、イスラエル発祥の保険テック企業を買収する大型案件として過去2年間で2件目となる。これに先立ち、傘下のERGOは2025年3月、ネクスト・インシュアランスの残る71%を約26億ドルで買収することで合意している。