既存の英国住宅価格指数の記録によると、2026年6月までの1年間で英国の住宅価格は2%上昇した。これは、5月の前年比上昇率が改定後の3%から低下したものである。一方、DCLGの別の記録では5月の上昇率を2.7%としており、前月との比較には食い違いが生じているが、いずれの数値も市場の冷え込みを示している。季節調整前ベースでは、5月から6月にかけて平均価格が0.1%上昇し、英国の標準的な住宅価格は27万2000ポンドとなった。イングランドの前年比上昇率は1.8%で、平均価格は29万3000ポンドだった。一方、北西部は前年比4.7%上昇と最も強い伸びを示し、ロンドンはイングランドの地域で唯一、前年比2.5%の下落を記録した。金利上昇、住宅ローン費用の増加、インフレによる家計所得の目減りが住宅取得の負担感と需要を圧迫しているが、市場は崩壊するのではなく、緩やかに落ち着きつつある。データは取引が完了した物件に基づいており、売買の完了には通常6~8週間かかり、月次の数値は変動する可能性があるため、慎重に解釈する必要がある。