
モデルナとメルクの後期段階にある個別化mRNAメラノーマワクチンの試験結果を受け、モデルナ株は過去最大の上昇を記録し、アジアのバイオテクノロジー株も上昇、UBSは目標株価を150ドルに引き上げた。
モデルナ株は176.97%急騰し、174.38ドルで取引を終えた。これは、モデルナとメルクが、高リスクのメラノーマ患者1,137人にキイトルーダと併用した個別化mRNAがん治療薬intismeran autogeneの第3相試験で良好な結果を報告したことを受けたものである。INTerpath-001試験では、キイトルーダ単独と比べ、無再発生存期間および遠隔転移なし生存期間で統計学的有意性と臨床的意義が示され、予期しない新たな安全性シグナルは認められなかった。両社は、この結果について、個別化ネオアンチゲンmRNAがん治療として世界初の良好な第3相有効性結果だと説明した。一方、モデルナの最高経営責任者ステファン・バンセル氏はこれを「mRNA科学にとって注目すべきマイルストーン」と呼び、オックスフォード大学の腫瘍学専門家レナード・リー氏は「時代を画するマイルストーン」と評した。これに先立つ第IIb相の追跡データでは、死亡または再発のリスクが49%低下し、遠隔転移または死亡のリスクが59%低下したことが示されていた。モデルナの社長スティーブン・ホーグ氏は、承認が順調に進めば、世界の術後高リスクがん患者のうち数万人が早ければ2027年にもこの治療を利用できる可能性があると述べた。両社は今後数カ月で世界の規制当局と協議し、販売承認申請を提出する計画で、この治療法は米FDAからブレークスルー治療薬指定を受けている。8月20日、UBSはモデルナの目標株価を50ドルから150ドルに引き上げた。この発表を受け、中国のCSIワクチン・バイオテクノロジー指数は9%、香港のハンセン革新医薬指数は4%超上昇し、アジアの幅広い市場とハイテク株も持ち直した。