日本の小売米価格、在庫膨張で3,200円割れ 市場に下押し圧力

農林水産省(MAFF)によると、8月10~16日の日本のコメの平均小売価格は、前週比29円下落して5キログラム当たり3,191円となった。下落は2週間ぶりで、この期間に3,200円を下回るのも初めてである。コシヒカリを含む銘柄米は44円下落して3,211円となり、販売量の83%を占めることから、全体の下落を主導した。価格に敏感な消費者がより安価な商品に移行する中、ブレンド米と小売業者のプライベートブランド商品は15円上昇して3,094円となった。市場は、6月末時点で過去最高の243万トンに達した民間在庫、3カ月後の価格に対する弱気な見通し、さらに2026年産米が本格的に流通する前に卸売業者や小売業者が在庫処分を進めていることから、圧力を受けている。農家へのJAの前払い金である概算金の引き下げも、取引の指標となるため、新米価格を押し下げるとみられている。一方、手頃な価格になりつつあることを背景に、コメの販売量は回復し始めている。今回の動きに先立つ調査では、平均価格が3,198円となっており、すでに約1年10カ月ぶりに3,100円台に下落していた。市場の焦点は、新米の供給増が回復する需要を上回り、価格をさらに押し下げるかどうかである。

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