英国金利の優位性を背景にポンドの上昇継続を見込むUBS

UBSのストラテジストは、英国の相対的に高い金利が海外投資を引き続き呼び込む中、ポンドは主要通貨に対する上昇を継続する構えだと述べた。同行の強気見通しは、ユーロ圏や米国の資産に比べたポンド建て資産の利回り優位性に支えられている。ただし、イングランド銀行による利下げが予想より早まれば、金利差が縮小し、通貨が下落する可能性がある。英国の8月の消費者物価インフレ率は2.2%で横ばいとなった一方、コアインフレ率は3.6%、サービスインフレ率は5.6%にとどまり、国内の物価圧力はイングランド銀行の2%目標と整合する水準を上回り続けている。ロンドン時間の早朝取引でポンドは0.4%上昇して1.3170ドルとなり、ユーロは0.2%下落して84.3ペンスとなった。10年物英国債(ギルト)利回りは3.95%に小幅上昇した。市場では、イングランド銀行が4年ぶりに利下げを実施した8月以降、11月に25ベーシスポイントの利下げを行う確率をおよそ50%織り込んでいる。一方、米連邦準備制度は来週の利下げが広く予想されている。UBSは、金利優位性が薄れつつある兆候を見極めるため、投資家は英国のインフレと中央銀行の発言を注視すべきだとしている。ポンド高は輸入コストを引き下げ、海外での購買力を高める可能性がある一方、英国の輸出競争力を低下させ、輸出企業の利益率を圧迫し、経済成長の重しとなる可能性がある。

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