英国の燃料を除く小売販売量は2026年7月、前月比0.9%減となり、市場予想の0.5%減を下回った。6月は改定後で0.5%増だったが、これを反転した。英国国家統計局の統計は、消費支出の減速を示している。落ち込みは広範囲に及び、百貨店や家庭用品店で目立った低迷がみられたほか、食品店も減少した。エコノミストの予想を上回る急な縮小であり、生活費上昇圧力が続き、金利も高止まりするなか、家計の耐性に対する懸念を強める内容となった。需要の弱さがインフレ圧力の沈静化につながれば、イングランド銀行の金融政策スタンスに影響を及ぼす可能性があり、世界的な不確実性や国内の財政上の課題が見通しを圧迫するなか、アナリストは第3四半期にさらなる減速の兆候が出るかを注視することになる。同じ2026年7月の発表をめぐる earlier accounts では、総小売販売量の減少率を市場予想と一致する0.5%としていた。これは、熱波による需要、販促、ワールドカップに関連した6月の伸びが0.7%増に下方改定された後の数字で、当時は食品店についても減少ではなく増加と報じられていた。その以前の見方では、年間増加率は改定後の3.8%から1.6%へ鈍化し、衣料品・履物は2.7%減、オンライン販売額は3.9%減、オンライン販売の小売全体に占める割合は28.3%となっていた。一方、3カ月間の販売量はなお底堅く、ポンド相場もほとんど動かなかった。エコノミストや小売業者は、7月の小幅な減少を一服と捉えており、その後8月には消費者信頼感が2年ぶりの高水準に達したものの、クリスマス前にエネルギー価格や予算をめぐる逆風が強まる可能性があるとの警告は残った。