Anthropicは、6月に米証券取引委員会(SEC)へ非公開で届出を行った後、今月後半に公開登録届出書を提出する可能性を見据え、財務分析を進めている。Claudeの開発元は少なくとも2兆ドルの評価額を示唆している一方、一部の投資家は上場後の時価総額が3兆ドルに達すると予想している。同社の第2四半期売上高は前年同期比14.6倍の115億ドルに増加し、調整後営業利益は初めて黒字化した。また、年率換算売上高は7月末までに650億ドルに達した。売上高の約半分はClaude APIから生じているほか、JPMorgan、Netflix、Salesforceとの利用コミットメント契約が、個人ユーザー重視のモデルを採るOpenAIよりも安定した基盤をもたらす可能性がある。OpenAIが今年の上場を見送ったことや、第2四半期の営業赤字が拡大したことも、Anthropicの相対的な立場をさらに強めている。ただし、同社は自社のデータセンターを運営していないため、外部から大規模なコンピューティング能力を確保する必要があり、Bloombergは最大100億ドルのコミットメントラインを求めていると報じた。今回のIPOは、SpaceXの上場記録に挑む可能性があるが、SpaceXが6月のIPOで17700億ドルの評価額に対して750億ドルを調達したのか、あるいは引受会社のオプションを含めて857億ドルを調達したのかをめぐっては、報道によって内容が異なっている。