バークシャー・ハサウェイは2026年第2四半期に、バンク・オブ・アメリカの保有株を約3020万株、5.9%削減した。8月14日に米証券取引委員会(SEC)へ提出した13F報告書によると、四半期末の株価に基づく売却額は約17億ドルに相当する。シャーロットに本拠を置く同行の保有株削減は8四半期連続となり、前CEOのウォーレン・バフェット氏の下で始まり、後任のグレッグ・アベル氏の下でも続く一連の動きがさらに進んだ。バークシャーはデルタ航空株も約1750万株買い増し、保有株数を44%増の5730万株とした。保有額は約54億ドルに上る。この購入は、デルタ航空、アメリカン航空、サウスウエスト航空、ユナイテッド航空を含むバークシャーの航空株を2020年に合計40億ドル超で売却したバフェット氏の決定を覆すものとなる。バークシャーはレナーのクラスA株の保有を全て売却したほか、キャピタル・ワンを7億9500万ドル、クローガーを7億ドル削減した。一方、アップル、アメリカン・エキスプレス、コカ・コーラの保有は変更しなかった。提出書類は、保有銘柄を減らし、より集中させる幅広い方針転換を示しており、アルファベットではクラスA株79億ドル相当、クラスC株76億ドル相当という大規模な新規保有も明らかになった。バンク・オブ・アメリカは引き続き堅調な業績を報告しており、第2四半期の純利益は前年同期比27%増の91億ドル、収入は15%増の316億ドルだった。これは、バークシャーの売却が同行の事業の悪化を示すものではなく、資本の再配分を反映していることを示唆する。バークシャーが運用する有価証券は2992億5000万ドルで、上位10銘柄がポートフォリオの88.47%を占めた。バンク・オブ・アメリカ株は62.95ドルで取引され、年初来15.69%上昇しており、段階的な売却にもかかわらず底堅さを維持した。