ノルウェーのヨナス・ガール・ストーレ首相は、北欧・バルト諸国の首脳らとともに8月23日にキーウを訪問した際、2027年にウクライナへ850億ノルウェークローネ(約92億ドル)を供与すると発表した。この支援額は2026年の計画額と同じで、同水準の支援が3年連続となる。これにより、ノルウェーは西側諸国の中でも1人当たりの拠出額が最も大きい国の1つとなる。支援パッケージでは、700億クローネを軍事支援に、150億クローネを民生・人道支援に充てる見通しである。支援は、ロシアによるウクライナへの全面侵攻を受けて2023年2月に始まったナンセン支援プログラムを通じて行われる。同プログラムは当初、2023年から2027年までに750億クローネを拠出する計画だったが、その後拡大され、2030年までの拠出表明額は2745億クローネに達している。ストーレ首相は、こうした支出について慈善ではなく欧州自身の安全保障への投資だと説明した。一方、民生支援は主にノルウェー開発協力庁(Norad)と国際的なパートナーが管理し、軍事支援はウクライナ軍の作戦上のニーズに基づいて同軍と調整される。