暗号技術者とみられる匿名のビットコインユーザーが、ランダムに生成したシードフレーズのエントロピーではなく、2009年に採掘されたサトシ・ナカモトのジェネシスブロックの公開データを使ってパズルウォレットを作成した。ユーザーは8月22日、500バイトのトランザクションのOP_RETURNフィールドを通じて、ブロック963,629に255バイトのメッセージを埋め込む形でパズルを発表した。ギャラクシー・リサーチのアナリストがこの活動を特定した。メッセージはトランザクションの物理的なサイズの半分を超えており、巨大なOP_RETURNとなった一方、作成者がマイナー手数料として支払ったのはわずか250サトシ、すなわち0.60 sat/vBだった。メッセージには、ウォレットの生成に必要なものはすべてジェネシスブロックにすでに含まれていたと記され、エントロピーが極めて低く、秘密鍵の探索可能範囲を意図的に狭めていると説明されている。手掛かりには、ブロックのハッシュや「The Times 03/Jan/2009」というテキスト文字列が含まれる可能性がある。作成者はまた、ユーザーが指定されたウォレットアドレスにビットコインを送り、送金額に応じてより具体的な手掛かりを受け取る有料手掛かりの仕組みも導入した。仮想通貨コミュニティーは、仮想通貨の創設者のデジタル署名とこのパズルウォレットを結び付けようと、サトシ・ナカモトのアーカイブを調べている。