均等加重ETFは2026年に存在感を高めている。インベスコS&P 500均等加重ETF(RSP)は、時価総額加重のS&P 500 ETFをおよそ3ポイント上回り、8月21日までの年初来リターンは14.8%となった。RSPの運用資産残高は8月19日、今年に入って120億ドルの純流入を受け、1600億ドルに達した。この戦略はS&P 500構成企業のそれぞれに同じ配分を割り当てることで、超大型株の影響を抑えつつ、幅広い市場エクスポージャーを維持する。マグニフィセント7(エヌビディア、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、テスラ)は指数の約3分の1を占めるが、2026年上半期はほぼ横ばいだった。一方、S&P 500は9.3%上昇した。投資家は集中とバリュエーションにも注目している。指数上位10社の構成比は約40%に上るほか、バンガードS&P 500 ETF(VOO)の上位10銘柄はポートフォリオの38%を占めており、ドットコム時代の27%を上回る。RSPの上昇は、VOO、iシェアーズ・コアS&P 500 ETF(IVV)、ステート・ストリートSPDR S&P 500トラスト(SPY)が合計で約3兆ドルの運用資産を維持する中で起きている。このうちVOOは1兆7000億ドルを占める。均等加重ファンドは市場の主導銘柄が広がる局面で恩恵を受ける可能性がある一方、一般に売買回転率が高く、超大型株が主導する局面では出遅れる可能性がある。