投資家が今後数カ月以内の日本銀行による追加利上げを織り込む動きを強める中、最近の中央銀行当局者の発言や日本で予想を上回ったインフレ指標を支えに、円は米ドルに対して上昇した。24日午前の東京市場では、ドル円は158.73円から159.00円の間で推移し、その後は158.76円前後で取引された。ドルはユーロに対しても下落し、ユーロ円は185.46円から185.66円に上昇した後、185.50円前後まで伸び悩んだ。一方、ユーロドルは1.1672ドルから1.1687ドルに上昇し、1.1684ドル近辺で推移した。雇用の伸びの鈍化、消費者物価上昇の減速、さらに年後半に米連邦準備制度が利下げに踏み切る可能性への観測を背景に、米国債利回りが低下し、円に対するドルの利回り面での優位性が縮小したため、米ドル指数(DXY)は最近の安値近辺にとどまった。日銀が利上げすれば、日本と米国の金利差は縮小し、円の一段の上昇を支える可能性がある。ただし、予想外の米インフレ指標や日銀の発言の変化によって、こうした動きが反転する可能性もある。市場参加者は今後発表される経済指標や中央銀行の発信に注目している。一方、円高は日本の輸出企業の競争力を圧迫する可能性があり、ドル安は海外での米国製品をより購入しやすくする可能性がある。