スポット金は水曜日、0.5%安の1オンス当たり4,637.24ドルとなった。3カ月ぶり高値近辺を維持したものの、金地金は週間で7%超上昇した後、複数取引日にわたる上昇基調を断ち切る方向にある。原油価格の下落と米国債利回りの5~7ベーシスポイント程度の低下がインフレ懸念を和らげる一方、イランとオマーンは一時的な共同海上回廊について協議した。これにより、ホルムズ海峡を通る一部の船舶輸送が再開できる可能性がある。金先物は4,694.04ドルとほぼ変わらず、銀は0.2%安の68.48ドル、プラチナは0.2%安の1,859.14ドルとなり、ドル指数は98.90近辺で横ばいだった。米財務省による長期債の買い戻し拡大と、財政赤字をめぐる懸念が続くなか、今回の値動きでも、いわゆるデベースメント取引による下支えは維持された。ボストン連銀のスーザン・コリンズ総裁は、インフレ率が2%目標に向けて低下を続けるなら、当面は金利を据え置くことを支持すると述べた。投資家は、政策の方向性を示すより明確なシグナルを得るため、水曜日に発表される米個人消費支出データと、金曜日のジャクソンホール・シンポジウムで行われる米連邦準備制度のケビン・ウォーシュ議長による初の主要講演に注目している。