ノルウェー統計局によると、7月のノルウェーのC2信用指標は前年同月比4.3%上昇し、6月の4.4%、5月の4.5%から減速した。一般政府の国内貸出債務は8兆100億ノルウェークローネに達した。非金融法人向け貸出は4.0%増の2兆4100億ノルウェークローネとなり、6月の4.1%から低下した。一方、地方自治体政府の借り入れは3.4%増の8366億ノルウェークローネとなり、従来の3.7%から減速した。家計の貸出債務は4.6%増の4兆7700億ノルウェークローネとなり、6月の4.7%から伸びが鈍化した。季節調整済み年率換算の前月比ベースでは、一般政府の貸出債務総額も4.3%増となり、前期の4.4%から低下した。C2は、家計、非金融企業、地方自治体企業が保有する国内総債務を追跡する指標で、貸出と有価証券を含む。減速が続いている背景には、ノルウェー銀行による政策金利引き上げを受けた借り入れコストの上昇や融資基準の厳格化がある可能性がある。信用の伸びの鈍化は住宅市場やインフレ圧力を冷やす可能性がある一方、需要が弱まれば経済活動の重しとなる可能性もある。エコノミストは、この傾向が続くかどうかや、今後のノルウェー銀行の金利判断への影響を注視する。ノルウェー統計局は、銀行、信用会社、住宅ローン会社を対象とする月次調査を基に季節調整済み指標を作成している。7月の数値は2026年8月28日に公表され、今後改定される可能性がある。