Claudeを手がけるAnthropicは6月1日、SEC(証券取引委員会)に非公開のS-1登録届出書の草案を提出し、新規株式公開(IPO)の準備を進めている。届出書では、公開価格や株式数、上場時期は明らかにされていない。元OpenAI研究者らが設立し、アマゾンとグーグルの支援を受けるAnthropicは、年間売上高ランレートが650億ドルに達したと報告している。これは2025年末の約90億ドルから大幅に増加した水準だが、2026年5月には別の報道で約470億ドルとされていた。同社の成長は多額の損失によって相殺されているほか、IPO届出書で指摘された予想されるAIへの反発への懸念や、今年初めにペンタゴンのブラックリストに関連して生じたトランプ政権との継続中の法的紛争も抱えている。Anthropicの直近のシリーズH資金調達ラウンドは、ポストマネー評価額を9650億ドルと評価した。一方、予測市場では、IPO終了時の時価総額が2.5兆ドルから2.75兆ドルとなる確率を23.4%のYESとし、2026年12月31日までにIPOを実施する確率を92.5%としている。別の市場では、12月31日までにAnthropicの評価額が1.25兆ドルに達する確率を98%としている。アマゾンの出資比率、主要投資家による戦略的な動きの可能性、SECの動向、更新される財務情報の開示、AI市場の状況変化が、今回のIPOにおける引き続き重要な変数となる。