
CNBCは財務省当局者2人の話として、約9500億ドルの財務省一般勘定(TGA)が長期債の買い戻しに充てられる可能性があると報じた。ただし、時期と規模は未定である。
CNBCは財務省当局者2人の話として、約9500億ドルを保有する米財務省が、償還期間の長い米国債の買い戻し拡大に向けた資金源として財務省一般勘定(TGA)を活用する可能性があると報じた。TGAからの資金引き出しの時期と規模は決まっていない。この可能性のある措置は、財務省が8月19日に発表した計画を受けたもの。同計画では、表面利付債を対象とする流動性支援買い戻しについて、1回当たりの上限を20億ドルから少なくとも40億ドルへと倍以上に引き上げる。対象は償還期間10~30年の銘柄で、拡大後の買い戻しは9月9日から11月4日まで実施される。通常の入札規模は変更されず、3年債580億ドル、10年債420億ドル、30年債250億ドルの合計1250億ドル。このうち約963億ドルは償還を迎える債務の借り換えに充てられ、287億ドルが純新規借り入れとなる。買い戻しの対象は、6月下旬以降の長期ゾーンで買い手不在となる中、ディーラーのバランスシートを圧迫してきたオフザラン銘柄である。税収などの流入を原資とする、連邦準備制度に置かれた政府の現金勘定であるTGAを活用すれば、入札供給を変更せずに、財務省がこうした買い入れの新たな資金調達手段を得ることになる。当初の買い戻し拡大が発表された後、償還期間の長い米国債の利回りは低下した。