OpenAIは、Google傘下のサイバーセキュリティ企業Wizの社長兼COO(最高執行責任者)であるダリ・ラジック氏を最高収益責任者に任命し、前Slack CEOのデニース・ドレッサー氏の後任とした。ドレッサー氏はLinkedInで退任したと述べた一方、Fortuneが情報筋の話として報じたところでは、OpenAIは同氏との契約を打ち切り、この役職を別の方向に進めることを決めたという。今回の人事は、OpenAIが法人向け事業の成長を加速させ、2027年にも実施される可能性があるIPOを見据える中で、過去1年間で5回目となる経営幹部の刷新である。報道によると、株式市場への進出をめぐる競争ではAnthropicに後れを取っている。53歳のラジック氏は、テクノロジー業界で最も規律ある法人営業のリーダーの1人とみなされており、AppDynamics、Zscaler、Wizでの経験に加え、MEDDPICC営業フレームワークに関する専門知識を持つ。OpenAIはサイバーセキュリティ向けに自社モデルを企業へ売り込んでおり、Daybreakプログラムを複数のアクセス階層に拡大している。ラジック氏は今週就任するが、OpenAIの営業組織に影響を及ぼしてきた燃え尽き症候群や人材流出を回避できるかどうかは、なお不透明である。