トランプ政権、中国製品への追加7.5%関税を検討

トランプ政権、中国製品への追加7.5%関税を検討

9月24日のトランプ・習近平会談を前に、慎重に調整した7.5%の第301条関税を課せば、第2期の累積関税率は約20%の上限に達する見通しであり、30億ドル規模の合意が期限切れを迎える中、1年間の貿易休戦の維持を目指す。

ファクトチェック
中心となる事実上の主張は、権威ある政府情報源によって確認されている。CBPが公表した、2025年3月3日付の大統領令14195号(EO 14195)の改正を実施する連邦官報告示では、ほとんどの中国および香港製品に対する追加関税を、2025年3月4日発効で従価税10%から20%に引き上げた。この追加関税は、その他の関税、税金、手数料に加えて累積適用されることも明記されている。独立系法律事務所の分析も、2025年3月の10%から20%への引き上げを裏付けている。主張の2つの要素は裏付けられていない。第一に、引き上げが「2025年初めに最大145%に達した関税率に続くものだ」とする説明は、2025年3月初めに20%の水準が発効したという、確認された記録と時系列的に整合しない。提示された情報源は、それに先立つ145%の税率を記録していない。第二に、最新の情報源は、2025年11月10日発効で税率を20%から10%に引き下げる大統領令を記録しており、20%という数字は最新の時点では現行ではない。輸出業者が米国の関税を回避するために貨物の迂回を進めているとの主張については、提示された情報源のいずれも触れていない。
要約

トランプ政権は、過剰生産能力と不当に安価な輸出を理由に、中国製品への追加7.5%関税の発動に向けて動いている。政権当局者は、この措置を導入しても、1年間の米中貿易休戦や、2026年9月下旬に予定されるドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席とのホワイトハウス会談を危うくすることはないとみている。会談は9月24日ごろになる見通しである。関税は既存の対中関税に加え、60カ国・地域を対象とする強制労働取り締まりに関連した最近の10〜12.5%の関税にも上乗せされる。これにより、中国に対する第2期の累積関税率は、北京と釜山でのこれまでの枠組みに関連し、中国側も認めたと報じられている約20%の上限に近づくことになる。発動の根拠は、2026年3月に開始された第301条に基づく過剰生産能力の調査となる。これは、米連邦最高裁が2月、より広範な緊急関税と相互的関税を無効とした判決を受けたものだ。これと並行して、他の多数の貿易相手国を対象とする調査も進められているが、その結果はなお不透明である。中国の貿易黒字は昨年、約1兆2000億ドルという過去最高額に達した。自動車、太陽光発電、セメント、鉄鋼の輸出が急増する中、中国政府は過剰生産能力との批判を公に否定している。こうした検討は、イランと取引する国々に対して新たな二次制裁を科す可能性があるとの米財務省の警告とも重なる。中国はイランにとって最大の貿易相手国である。一方、2026年11月10日に期限を迎える約300億ドル規模の二国間物品貿易合意をめぐる協議も続いている。トランプ大統領は、税率や発動時期をなお変更する可能性がある。

用語解説
  • 第301条: 不公正な外国の貿易慣行を調査し、対抗措置として関税を発動する権限を認める、1974年米国通商法の規定
  • 過剰生産能力: 国内需要と持続可能な輸出需要を大幅に上回る工業生産能力
  • 二次制裁: 主要な制裁対象国との制限対象貿易を続ける第三国の企業や経済圏を対象とする制裁