アンテンジーン・コーポレーション・リミテッドは、B細胞関連自己免疫疾患を対象とするCD19/CD3二重特異性T細胞エンゲージャー抗体ATG-201の第I相ATTRACT試験について、オーストラリアのヒト研究倫理委員会(HREC)から承認を取得し、同国の医薬品規制当局であるオーストラリア治療用品管理局(TGA)への臨床試験通知(CTN)手続きを完了したと発表した。本試験では、成人患者を対象に、用量漸増および用量拡大を通じてATG-201単剤療法の安全性、忍容性、予備的有効性を評価する。主要目的は第II相推奨用量の決定である。副次評価項目には、薬物動態、薬力学、免疫原性、予備的有効性が含まれる。ATG-201は立体障害マスキング技術を用い、CD3を介してT細胞を誘導することで、CD19を発現するB細胞を標的化して排除する。オーストラリアでの承認は、2026年6月に中国国家薬品監督管理局(NMPA)が臨床試験申請を承認したことに続くものである。アンテンジーンは中国とオーストラリアで第I相試験を実施する。これは、ATG-201のさらなる開発、製造、商業化に関する世界独占権と、関連する製造技術へのアクセスをUCBに付与する契約に基づくものである。今回の節目は、アンテンジーンの多地域開発戦略と、腫瘍・血液領域を越えて自己免疫疾患へ事業を拡大する取り組みを支えるものだが、同社は将来の結果が将来見通しに関する記述と大きく異なる可能性があると注意喚起した。