POSCOホールディングスは、10月に年産2万5000トンの第2工場が完成予定となる中、アルゼンチンのかん水リチウム事業で投資回収に向けた取り組みを進めている。第1工場と合わせた年間生産能力は5万トンとなり、来年の生産量の70%超は長期契約でカバーされるほか、SK On向けの水酸化リチウム出荷は第4四半期から増加する見通しである。POSCO Argentinaは第2四半期に売上高108億ウォン、営業利益11億ウォンを計上し、立ち上げ段階で営業利益率は10.2%となった。一方、以前の報告では営業利益110億ウォンとされており、数値にはなお食い違いがある。POSCOは営業利益率について、来年は34%、2028年までに41%を見込んでおり、早ければ2034年にも投資を回収できる可能性がある。同社は第1、第2工場に約23億ドル、鉱業権を含めると27億ドル超を投じている。アルゼンチンのオンブレ・ムエルト塩湖でのリチウム資源量は、2018年の約225万トンから約1500万トンに拡大しており、2033年までに第3、第4工場を追加する計画である。オーストラリアの硬岩資産と合わせ、2033年までに年間生産量17万3000トンを目指し、世界5位以内のリチウム生産者となるPOSCOの目標を支える。POSCO Argentinaはアルゼンチンの大型投資インセンティブ制度「RIGI」の承認も受けており、30年間で約9億ドルの税制上の恩恵が見込まれる。また、高地に位置する施設の効率向上に向け、太陽光発電、エネルギー貯蔵、AIを活用した遠隔操業を導入する計画である。