ドイツの8月Ifo企業景況感指数、予想を上回り88.8に上昇

ドイツのIfo企業景況感指数は、7月の改定値87.2から8月には88.8に上昇し、アナリスト予想の87.2を上回った。企業心理が小幅に改善したことを示している。上昇をけん引したのは期待感の顕著な改善で、現状の景況判断はおおむね横ばいだった。エコノミストは、サービス業と貿易が改善し、建設業も小幅に持ち直すなど、改善は広範囲に及んだと指摘した。ただし、製造業は高コストと需要の弱さを背景に低迷が続いた。ユーロ圏最大の経済国であるドイツの指数改善は、鉱工業生産の低迷や輸出受注の減速を受けた一服感をもたらし、力強い回復というより安定化を示唆した。市場は好意的に反応し、ユーロは小幅に上昇、ドイツ国債利回りもやや上昇した。9月会合を前に、欧州中央銀行による早期の利下げ観測が後退したためである。一方、製造業の弱さがなお慎重な金融緩和を後押しする可能性もある。

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