日本、銀行送金・株式・債券のブロックチェーン決済実証を推進

日本、銀行送金・株式・債券のブロックチェーン決済実証を推進

日経新聞が報じた官民研究会は、株式と日本国債の24時間365日ブロックチェーン決済をめぐり2026年夏に発足する見通しで、2027年初めの開発計画策定と、2030年代初めの運用開始の可能性が視野に入っている。

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ファクトチェック
3つの確認済み情報源は、核心的な事実について一致している。すなわち、8月に開始される、国内銀行約40行が参加する預金トークンの相互送金実証実験(PoC)、金融庁がフィンテックPoCハブの決済高度化プログラムの下でこの取り組みを採択したこと(2026年4月3日発表)、検証対象となる設計としてのリアルタイム/即時決済、そして2027年度の事業化を目標としていることである。公式プレスリリースは金融庁による採択を独自に確認しており、CoinPost(日経経由)とBigGoは銀行数、開始時期、決済モデルを裏付けている。唯一の不正確さは帰属に関するもので、情報源ではこのプロジェクトはDeCurret DCP単独ではなく、GMOあおぞらネット銀行、DeCurret DCP、ABeam Consultingが共同で主導すると説明されている。また、参加行数は概数として報じられている。いずれの点も、主張の内容そのものと矛盾するものではない。
要約

日本では、銀行間決済と証券決済を対象とするブロックチェーンの取り組みが並行して進んでおり、証券分野では全国展開に向けた公的な節目がより明確になっている。約40行が、金融庁の後援を受けたGMOあおぞらネット銀行、DeCurret DCP、アビームコンサルティングによるプロジェクトの下、トークン化預金を用いた銀行間決済の実証実験を準備しており、2027年度の商用化を目指している。これとは別に、日経新聞は、金融庁、財務省、日本銀行、金融機関が2026年夏に研究会を設置し、株式と日本国債のリアルタイムかつ24時間365日の決済に向けたブロックチェーン基盤を検討すると報じた。承認された場合、2027年初めに初期の開発計画を策定し、2030年代初めの運用開始を目指す可能性がある。確認時点で、3つの政府機関はいずれも正式な確認を発表していなかった。この取り組みにより、約1,166兆円、約7兆ドルに上る国債・政府短期証券の残高を抱える市場で、株式の決済期間をT+2から、国債の決済期間をT+1から短縮することが見込まれる。背景には、トークン化された中央銀行口座預金を対象とする日銀のサンドボックス、Progmatによる4520億円のトークン化証券のAvalancheへの移行やSBI-StartaleのStriumネットワークなどの民間プラットフォーム、さらに国内3大銀行が2027年3月までの実運用開始を目指す共通円ステーブルコインの枠組みがある。

用語解説
  • 日本国債(JGB): 日本政府が発行する円建ての国債で、世界最大規模の債券市場の一つを形成している。
  • トークン化預金: ブロックチェーン上で表現され、決済用のデジタル通貨として利用される銀行預金。法定通貨やその他の資産に裏付けられたステーブルコインとは異なる。
  • 受渡し同時決済(DVP): 証券と現金を同時に交換する決済方式で、一方の当事者がもう一方の受渡しを受けずに自らの受渡しを行うリスクを低減する。