Google Cloud、金融サービス向けGemini Enterpriseを発表

Google Cloudは2026年8月25日、資本市場およびコーポレートバンキング向けに特化したエージェント型AIプラットフォーム「Gemini Enterprise for Financial Services」を立ち上げた。初期設計パートナーはドイツ銀行で、Googleが管理する金融リサーチエージェントにより、信用リスク評価、ポートフォリオのモニタリング、市場ニュースの統合、調査分析を自動化する設計となっている。同エージェントは50以上の専門スキルを備え、FactSetやMoody’sなどのプロバイダーが提供する機関投資家向けデータにアクセスできる。Googleによると、このシステムは債券ポートフォリオのリスク分析を5分以内に完了できる。一方、ドイツ銀行はまずコーポレートバンク部門で導入し、顧客ニーズの評価や商品の推奨に活用する計画である。プラットフォームは現在もプレビュー段階にあり、エンタープライズグレードの13種類のデータコネクター、ガバナンスおよびデータレジデンシー管理機能、データの完全な来歴情報、Google WorkspaceやMicrosoft 365との統合機能を備える。ドイツ銀行とGoogle Cloudのより広範な提携は2020年後半に始まり、同行の従来のAIリサーチアシスタント「DB Lumina」は2024年9月の稼働開始後、文書処理精度97%を達成した。CME (Chicago Mercantile Exchange)などの金融機関も初期導入企業となっており、Googleはクラウド競争が激化する中、業界別AI戦略を拡大している。

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